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次男が3歳の時に話してくれた胎内記憶や誕生時記憶の話
長男のホオズキ君は一度も話したことはありませんが、次男のダリア君は3歳の頃に、胎内記憶を話してくれました。
生まれてくる時の誕生時記憶に関しても話してくれました。
本人は既に記憶は忘れてしまっていますが、私にとっては心の中でずっと大切にしておきたいエピソードです♡
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今回はこちらのお話の続きです。
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長男のホオズキ君は3歳、次男のダリア君は1歳になりました。
いよいよ私の育休も終わって、ドキドキの職場復帰をする時がやって来ました。
復帰したら忙しい毎日で、やりたい学びも体験もできなくなる、そう思って、近くなってからはずっとカウントダウンしてきましたが、いよいよ保育の現場に戻る時です。
朝に子どもたちの保育所の準備をして、保育所に送って、自分の職場に出勤。
朝のこれだけでもかなり大変な作業…。
うちは旦那さんの両親のサポートがもらえたから、最初の慣らし保育の時には、その時間に合わせてお迎えに行ってもらっていました。
私は帰りが遅い遅番勤務もあるし、私か旦那さんが帰るまで、おじいちゃんとおばあちゃんは子どもたちと一緒に家で待っててくれました。
本当にこの実家のサポートがなかったら、私はやっていけなかったわ…。
保育の現場に保育士として、しかも赤ちゃんクラスの担任として戻ったら、最初の2週間は毎日、順番に違うところが痛くなりました。
初日は帰る頃にはフラフラする、次の日は表情筋が痛い、次の日はのどがやられる、次の日は手首が痛くなる、次の日はひざが痛くなる…みたいに。
保育士の仕事って、こんなに体力使う大変な仕事だったんだー!!
2週間でとりあえず、全身ひと通りは慣れましたけど。
声量一つとってみても、家で子ども見てる時とは、出す声量が全然違うんです。
普通にしゃべってたら、にぎやかな保育所じゃ、自分の声が全然届かないし。
「まじかぁ!!人ごとのように言うけど、保育士さんってほんとすごっー!!」
子ども2人分の産休と育休合わせて、トータル4年を職場から離れてみて、初めて気付いた保育士さんのすごさ。
それと共に、いろんな発見もありました。
それは自分が子どもを産む前と産んだ後とでは、自分の感じ方や考え方、ものの見方が大きく変化していたということです。
「赤ちゃんクラスなのに、消毒液ってこんなに使っていいの?」とか「集団生活だから仕方ないけど、その対応って働くお母さんに対しては、ほんとは優しくないと思うなぁ。」とか。
「これを保護者に言わなくちゃいけないの?私はそもそもそう考えていないのに。」とかね。
保育士からそう言われたら、ママたちそれが正解なんだって思っちゃうよね。
私はほんとはそれは違うって思ってるし、そのことを目の前のお母さんに伝えたい。
だけど伝えられない…。
一般的に正しいとされている世間の常識や感覚と、今の私の考えとは違う。
私が思う真実、目の前のお母さんたちに本当に伝えたいこと、心で本当にやりたいと思ってること、信じる思い。
それと実際の自分がしている言葉や行動との、大きなズレ。
私が本当にママたちに伝えたいことは、こういうことじゃない。
むしろ真逆。
私が子どもたちに対してやってあげたいこと、整えたい環境作りは本当はこうじゃない。
集団生活の中ではそれができないことも分かってる。
もっとこうしたいのに。
でも、今の自分にはそんなことは言えないし、やれない。
私にはそれをする勇気はない…。
もしかしたら、私にもっと勇気があればできたのかもしれない。
だけどそれってたぶん、大きな反感や反対意見、対立を生むし、きっと職場の和を大きく乱すことになる。
保育所のさらに上の役所の、信頼している立場のある方に相談したこともありました。
「そのままの私で丸ごとぶつかって、私が思う子育て支援を思いっきりやってみたくなったんです。」って。
だけどいろいろお話をしてみて、組織の中の一人として、何かあったときに責任をとるのは結局、私じゃなくてそこの組織の長だというお話を聞きました。
そのときに思ったんですよね。
「私はここの場所にいたら、自分が思う子育て支援は、きっとずっとできないんだな」って。
しかもその相談した時って、ちょうど保育所の職員と保護者との間でちょっとしたトラブルがあって、保育所長がそのご家庭に謝罪に行ってた時だったんですよ。
そういうことって、本当にめったにないんですけどね。
今思えば、それは愛ある天の計らいで、私に見せてくれていたんだなって思います。
「ほらね、この場所じゃ、自分のやりたいことを自由にやるのは無理なんだよ」って。
でもこのときにある意味、組織の中の1人の保育士として、自由に自分の思うがままに子育て支援をしていくのは無理なんだと、心から悟れたのは大きかったです。
だからといって、すぐに公務員を辞めようとは思わなかったですけどね。
そんな自分の思いと、自分が実際に言う言葉や行動のズレ、気持ちを押し込める苦しさを感じながら、月日が過ぎていきました。
そんなある日、担任してたある子どものお母さんがお迎えに来た時に、いつものように私はお子さんのその日の様子をお母さんにお話しました。
その子は活発で元気で、とっても愛らしいお子さんなんだけど、情緒の浮き沈みがあって、お友達に手を出しちゃうこともよくあって、発達障害と言われてもおかしくないタイプのお子さんでした。
だからお子さんの言動で、お母さんが困っていたり悩んでらっしゃる様子が、会話からも伝わってきました。
だけど、そのお母さんはいつも一生懸命、お子さんを大切に育ててらっしゃるのも、私は感じていました。
それで、普段はそういう話はしないんだけど、どうしても力になりたいなと思って、私が知ってる話をしてみたんです。
「ここからは保育士が言ってた話とかじゃなくて、ママ友同士の会話だと思って気軽に聞いてくださいね」
そう前置きをした上で、私が知ってる情報で、私が実際に自分の子育てに取り入れてることを話してみました。
「落ち着きがなかったり、ちょっと乱暴だったり、そういうお子さんは、毛髪検査をすると多くの場合は、体内に重金属が蓄積してて、ミネラルが不足してるらしいんです。
だからうちでは、少しでも子どもの体作りの土台になるように、重金属などの有害物や不要なものを吸着して排出してくれるような製品があるので、食事の時に使ってます。
あとは、お水やお茶に入れるだけで、ミネラルを補えるようなものも使ってます。」
普段はそういうちょっと突っ込んだ、怪しがられるような話はしないんですけど、初めてそういうようなお話してみました。
子どもの土台となる体作りの面で、母としてフォローできるところはフォローしてあげたいと思って、我が家では取り入れていると。
今は検索して調べると、そのような商品がたくさん出てくるので、ピンときたものを取り入れてみるのもいいですよ、そうお話ししたんです。
そうしたらそのお母さん、今まで担任の私に見せたことのないような、びっくりしたような本当に嬉しそうな表情をしたんですよ。
そして「ありがとうございます!また何かあればぜひ教えてください!」って、とても感謝されました。
その表情を見た時に「そうなんだよね!私が本当にやりたいことって、こういうことなんだよね!!」って思ったんです。
私が知ってる知識とか経験とか、丸ごと全部使って、ママたちの力になりたい。
これ言ったらだめかなとか、保育士としてこうしちゃだめかなとか、いつもそれを気にして、何もできない自分じゃなくて、私にできること全てで、ママたちの力になりたい!
そのことをハッキリと自分で認識して実感したら、まるで身体中の細胞全部が喜んでる感覚がしたんです。
私の全身の細胞が、そして深いところで魂が喜んでる。
初めて感じるような、全身のフワフワした感覚で、しばらくいたことを覚えています。
それが私が自分の本当にやりたいことを、体中で強く強く体感した、一番最初の出来事でした。
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